SOUND VOLTEX の TOTAL 値
結論
SOUND VOLTEX の Effective Rate (通常ゲージ) は PUC すれば 210 % 増加すると思われます。
解説
基礎資料
SDVX 譜面保管所様の次のプレイ動画を資料とします。
I'm so Happy の NOVICE 譜面は全 408 チェイン、そのうちショートチップと直角つまみ(以下、これらをまとめてショートと呼びます)による分は 122 で、残りの 286 はロングと直角でないつまみ(以下、これらをまとめてロングと呼びます)によります。
仮定1: ショートとロングの回復量比は 4:1
NOVICE 譜面を見ていると、ショートを 1 つ取るたびにゲージがだいたい 1 % 増えて、ロングを1小節分取るとチェインが 16 増えてゲージがだいたい 4 % 増えることに気が付きます。
このことから、ショートとロングの回復量比は 4:1 であると考えられ、これはミス時の減少量の比と一致するので妥当な推測といえます。
仮定2: ゲージ量が x' % と表示されている時、真のゲージ量 x は x' ≦ x < x' + 1 (切り捨て)
EXHAUST 譜面での開始直後の変化を観察すると、1 つ目のオブジェクトで 1 %にならないので切り上げではないことがわかります。
またゲージ最高の状態からロングで 1 ミスすると 99 %表示になることから四捨五入でもないと考えられるので、ゲージ表示が素直に実装されていれば切り捨てと考えられます。
考察
基礎資料と仮定 1 から、I'm so Happy [NOV] において、合計増加量 t とロング 1 チェイン当たり増加量 x の関係は t = 122 * (4x) + 286 * x = 774t です。
動画において 181 チェイン時点でゲージは 94 %と表示されていて、ここまでに登場したショートは 56 個です (つまりロングは 125 チェイン)。この事実と仮定 2 から 94 < 56 * 4x + 125 * x < 95 という評価を得ますので、これらを解いて 208.46 < t < 210.69 を得ます。
条件を満たす t の中では、クリア基準の 3 倍である 210 はとてもキリがよいのでこれが総増加量ではないかと考えられます。
また、別の難易度の譜面もおおよそ 500 万点の少し前でゲージが最高値に達していることから、この設定は他の譜面にも適用されていると考えてよさそうです。
今後の課題
ハードゲージの回復量とか。